ジンジャーとアステア ドリス・ヴァン・ノッテンはダンス!
2013年3月4日
オテル・ドュ・ヴィルの豪華な市庁舎の大ホールを舞台に
軽快なダンスのステップの音楽でスタート。
ジャズっぽいBGMが大人っぽく、ドリスにしては色っぽいなと思ってたら
テーマは、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのダンス映画でした。
チークダンスがイメージです。
オープニンングはビッグなチェスターコートにインド刺繍をアクセントに施したもの
メンズ仕立てのメンズ素材。そこに女らしい刺繍やフェザーをカラフルにあしらった
ドリスらしいマスキュリン&フェミニン
今シーズンはFred&Ginger、チークダンスとなずけられ
50年代のフレッドアステアとジンジャー・ロジャースが出演した映画音楽が流れ、
ノスタルジックで楽天的な雰囲気で溢れます。
大きな肩のメンズのチェスターコートは大きさを強調するように、
細いベルトでさっくり結ばれています。
(みんなオジサンコートと呼んでいました!愛情をこめて)
ドリスもボーイフレンドの服を借り着したような着方を提案しています。
ライトグレーのフェルトやメルトンなどフォルムをしっかり作ることができる素材が主流
ソフトンベージュのブークレーツィードやフェイクのボアも可愛かった!
壁紙柄をジャカードにした花柄もトーンを抑えたシックな雰囲気でした。
メンズのクラブストライプなどカレッジタイプのストライプも薄地素材にプリントされ
部分刺繍が施されたり、ミックスが絶妙です。
そしてダンスに欠かせない、フリンジやマラブーの羽根が華やか!
マラブーはメンズストライプのトップスやタイトスカートのフロント部分につけられ
なかなか新鮮!もちろんイブニングにも!
ピンクが今季はたくさん出ていますが、このボケボケピンクドレスの向こうには
ちょうど真向かいに座っていたアナ・ウインターがばっちり映っています。
今シーズンアナの出席率はロンドンコレクションから異常によく
理由はなんなんでしょうか?
ビーズ刺繍はドリスのお得意ですが、今季はジャンパーや
タイトスカートにも使われ、もちろんメンズ素材に刺繍が施されています。
グレンチェックやメンズツィードにビーズ刺繍!
新鮮なコントラスト。これぞパリって感じがしました。
この展示会でドレスを2枚発注、、、一枚はビーズびっしりドレス、もう一枚は
メンズ素材のシンプルなタウンドレスです。
素敵だったので抵抗できませんんでした(笑)